第一難、漫画家

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他にも、イケメン・美女に描けたキャラは沢山いる。 第1王子第2王子、パーティメンバーと、あと魔王も見た目化け物だけど実はイケメンっていう設定。 女性陣は、まあ俺の性癖全開だな… ま、俺の性癖なんて一般的だから変なのは無い、至って健全だ。少年が読むに相応しい感じにな! あ、あと、素顔未公開の敵か味方か分からない謎の青年も俺の推し!全然出番ないけど、ぼちぼち仲間入りさせてくつもり!顔はもちろんイケメン! oh......気づいたらキャラ総集合絵だぜ… これはグッドが稼げるぜッ……なーんてな! ━━2年後━━ 俺は無事に私上最高傑作を描き終えていた。 俺の作品は大好評も大好評で様々な賞を受賞した。 エンディングも俺の大好きな感じのドロドロでスッキリした感じに仕上がって大満足だ。 ハッピーかバッドかで言われると人それぞれって感じだな…最近で言うメリバとかいうやつだな 俺は、俺の超大作も一段落し、空想に耽っていた。 そういや大学卒業してずっと漫画ばっか描いてたから、出会いとかなんもなかったなあ そろそろ結婚とか考えないとなあ つっても知り合いの女性は……そんなにいない…… ああ、親に勧められたお見合いでもするか… いや、俺はまだ26だ!行ける…まだ行ける!! よし、取り敢えず今できることをしよう! えーっと…明日から新しい漫画のキャラデザと概要を編集長に提出しないとならないから…… ……うん、その前に気分転換だな! ここ最近ずっと引きこもりだったからなあ どこに行こっかなあ ……あーいいや、めんどくせぇし そんな時間ないし近くのコンビニで済ませるか… 俺はこの後、家に帰ることは無かった。 コンビニに行ってビール何本か買って、 お釣りの確認をしながらコンビニから出ようとした瞬間だった。 俺の視界が、眩しくなったと思ったら、俺はもうこの世にはいなかった。 アクセルを踏みすぎたのか猛スピードで走ってきた車が、俺の身体を粉砕した。 26歳の俺は女性とのステキな出会いをすることも無く…… 死んだ。 いや、死んだはずだったんだ。 だけど、 俺の物語(ストーリー)はまだ終わっていなかった。
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