切りとって、、できるなら ヤキモチ 3

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次の日、俺の足は仕事へ行く前にまたコンビニに向かう。 同じシフトで動くいつもの顔に昨日のことを思い返しながら、レジでタバコを指差す。 俺の後ろには、 この辺では見かけることのない"丸の内でござる"といういかにもなスーツで固めた身体をまるで不似合いなトレペを片手に持って並ぶ男が居た。 やけにニヤついてるその眼差しは前のレジで会計してるひかる君をじっと見ている。 また、こいつもひかる君のストーカーか?と思い観察すると、ひかる君の方も俯いたり目を伏せたりなんか挙動不審だな…… 隣のレジにいるあのバカ店長はじとーっとそのトレペを持った男をねめつけている。 なんだ?この雰囲気は、妙にねちっこい視線の飛び交う間に俺の指差したタバコの銘柄をとっとと出したアホ店長は俺の会計を素早く済ました。 会計終わった俺のほうは一瞥もせずに、 「 ひかる、変わるよレジ……惣菜の補充を 」 と言ってたが、その声も虚しくトレペ男はひかる君のレジで会計をしている。 妙だよなぁ……なんで下向いてお釣りを渡す? その時男が喋った。 「 ひかる、バイト何時まで?」 え?何聞いてんだ? 蒼くなったバカ店長とはてなマークの俺が一斉にえ?と言うと、 ひかる君は俺たちの方を見て慌てて男の腕を自分の方に引っ張り内緒話…… あーとバカ店長が叫んだ心の声が聞こえたような気がした。 嬉しそうに頷くトレペの男と、ほほを染めて目を泳がすひかる君? 何、この関係…… その時、店の自動ドアが開く音がした。 レジ周りの四人で一斉にその方向を見る。 その視線の先。 そこにはなんと菅山さんが立って居た。
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