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だけど健司、いったいどんな答えを期待してたんだ? もしかして今までも俺の知らないとこで、何度も当たっては砕けてたのか? さすがしつこい……いや、果敢だなあ。
いろいろ思いながらちらっと純さんに目をやったら、純さんも俺を見ていた。
「ねえ、俺、やってないからね」
目があうなり言うあわい声と、無駄にきらきらしい、ほめられるの待ってる小学生みたいな満面の笑み。
ああ、やっぱり。
思った途端純さんを抱きしめたいような衝動に駆られ、なんとか耐える。
「今夜、いいでしょ?」
きらきらしい笑顔のまま、純さんが首をかしげた。
やれやれ、続きは夜だ。
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