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▼トラピスト 滅びゆく地球に別れを告げた人類が『第ニの地球』となる星を求めて広い宇宙へと旅立った時に発見した惑星。大きさこそ地球の100分の1程度しかないが、その環境は地球が青かった頃に匹敵するほど美しく、資源も豊か。生物も"人"を含め多数存在している。 ▼トラピスト人と地球人 トラピストと地球の環境がよく似ているように、トラピスト人と地球人も基本的には同じ。ただひとつ違うのは、トラピスト人は生まれつき不思議な力を持ち、その力に遺伝的な関連性はなく、属性は個々で異なる。 ▼トラピストの歴史 地球人移住前の歴史は文献が残っていないため詳細は不明。地球人移住後は領地を巡って100年近く争いが絶えなかったが、それを憂いた当時の国王により地球人との間に平和条約が結ばれる。トラピストの西暦はこの年から始まっており、今年でちょうど2000年を迎える。 ▼人種 平和条約の締結により生まれたトラピスト人と地球人の交流は、トラピストに新たな人種を誕生させた。現在、トラピストでは新人種を含む3つの人種それぞれに以下の名前が付いている。 ・[α](アルファ):トラピスト人の純血。王族と王族に仕える一族にしか残っていないため、その数は総人口の5%にも満たない。潜在能力が凄まじく高い。 ・[β](ベータ):地球人の純血。総人口に占める割合は10%前後。地球人が最初に降り立った地がカルマ島だったことから、今も多くの[β]がカルマ島に居を構えている。 ・[&](アンド):トラピスト人と地球人の混血。総人口の85%以上を占めている。[α]と同じく生まれつきなんらかの属性の力を持っているが、能力の高さ、力の有無は血液中のα値の高さによって決まる。 《補足》 [&]の血液中のα値とβ値は属性と同様に遺伝性はなく、個々によって数値が異なる。 α値とβ値は足すと必ず100となり、α値が30以上あれば有属性、30未満は無属性となることがわかっている。 ▼教育機関 義務教育期間は6歳~12歳までの6年間。対象者は各島に設けられた教育施設に通い勉学に励む。13歳以降は希望者のみ士官学校に進学。教官の元で訓練を積み、3年後の卒業試験に合格した者のみが軍への入隊を許可される。
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