親友の想い人

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莉織は基本、人に頼ることをよしとしない。 お母さんを見て育ったからか、「人は一人でもある程度までどうにか生きていける」と思っている。 「あなたにやらなきゃいけない事があるように、他人(ひと)にもやらなきゃいけない事があるんだから。他人に迷惑はかけないで、一人で生きていけるようになりなさい。」 とは、莉織のお母さんの(セリフ)らしい。 それを成して生きていこうとする莉織は、私にすらあんまり頼らない。 そのくせ、私が頼らないと怒る。
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