アフター☆アーク

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「正義との戦いに負けた俺達は隠れ潜む身となった。元々、悪の存在、日陰暮らしは 慣れてると言いたいが、そうもいかない。何しろ、正義のヒーロー達は秋の番組改編(?)も含め新旧入り交じりもあるが、未だ活動中…自分達もいつ見つかるかわからない。 そこで、考えた奇策。組織壊滅直前に、こちらが確立した新技術… ヒーロー、ヒロインの変身能力を応用したシステム。 つまり、あれだ。一般の人間、もしくは素質ある人間が変身し、ヒーローになるのに対し、 俺達は逆。“怪人”という異形の存在から“一般人”に変身するシステムを用い、 社会に隠れ潜んでいる。 しかし、何分、崩壊寸前の組織の研究棟で急ピッチに作った技術、 ヒーローやら、ヒロインの変身構成要素が混ざりに混ざって、 一般人の姿はピッチピチの“女の子”という大失敗。いや、個人的には大成功! 変身を解除するには、“アークリミッター”という俺が所有している解除装置のみ…」 「いや、その件は何回も聞いたからよ?読んでる人、説明風にする必要はねぇよ? そうじゃなくてな?何でお前はオッサン風スタイルに変身できんのに? (何の改造なしで、人間形態が出来る怪人は基本、幹部クラスと決まっている) 俺とカリー、その他もろもろは女の姿にしか変身できねぇの? ついでに言えば1年間“敵だった奴等”と顔付き合わせて、 穏やか学園生活を過ごさなきゃならんのだって話だよ!」 「そりゃ、お前!そっちの方が萌え…ぐふぅっ…」 「おい…おま、今何つった?変身出来んのは上級、幹部クラスだけってんなら、 納得したぜ?それなのに、お前、今何つった?」 朝食用のフライ返しを握りしめ、吠えるボーンの胸倉を片手で掴み、そのまま天井近くまで 引き上げるニーソ。中年男性が自身より、たっぱの低い少女に掴み上げられるというあり得なシチュエーションが展開されていく。
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