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「なるほどね。」
「...」
「...」
「よし、上の寮に運んで、起きるまで二人とも面倒見ることっ!いい?」
「えぇ~」
「...」
「ん?(^ω^#)」
『はい!』
シオンから何故こうなったのかを聞いたエレナ。
彼女の言葉にルイが嫌そうに呟くと、エレナは笑顔でおでこにムカつきマークをつけ「何か文句でも?」と言わんばかりの顔で問いかける。
それにたいし二人は飼い猫のように声を揃えて返事をした。
その後スフィアは、ルイにおぶされて上の一室へと運ばれた。
-運ばれた一室-
中ではルイがスフィアの寝てるベッドの横にある背もたれなしの椅子に犬がお座りしている様に座って寝てるスフィアを心配そうに見ている。
シオンはドアの近くの壁に腕を組んでもたれ、目を閉じて立っている。
-スフィアの夢の中-
(ねぇ?アル、一体どこにいるの?)
真っ暗な世界の中でスフィアが一人誰かに問いかける。
その暗闇に一つの光が差し込んだ。
「...(゜ロ゜)」
目が覚めたスフィアが上半身を起こして辺りを見回すとドアの前で言い合いをしているルイとシオンを見つけた。
「シオン、てめぇ寝てやがったなぁ~(`Δ´)」
「だったらなんだよっ!」
「...(・・;)」
にらみあって喧嘩している二人を見て何が起こっているのか理解に苦しんでいるスフィアに救いの手が舞い込んだ。
コンコンッ
部屋のドアがノックされ外から「開けるわよ?」と、女性の声がしたのちドアが外開きで開いた。
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