第一章 

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「もとわと言えばてめぇが悪りぃんだろぉーがっ!!」 「はぁ?!!お前の方が悪りぃんだろっ!!( `□´)」 「...」 ドアが開いたことに気付かず喧嘩を続行する二人にエレナが「二人とも、また喧嘩してるの?」というとヒートアップしていた二人は声を揃えて「うるせぇー!!(`Δ´)」と、叫びながらエレナを廊下の方へと突き飛ばした。 その光景を見ていたスフィアは、突き飛ばされた直後「あっ( ゚Å゚;)」とエレナを指差し青ざめた表情で二人を見る。 「あ"?」 「ん?」 『...( ´;゚;□;゚;)』 そのまま喧嘩を再開しようとしたルイとシオンだったが目に入ったスフィアの顔を見てゆっくりと廊下の方を見た。 廊下の方を見た二人は、さっきまでとは一変、青ざめた表情になり焦った様子でピクリとも動かないエレナに恐怖を感じていた。 しばらくして壁にもたれ座り、うつむいていたエレナがうつむいた状態でスクッと立ち上がり少し低い声で「二人とも...」と、呟いた。 『はい!!』 エレナの声に二人は返事をすると共に気を付け状態。 うつむいたまま一歩づつ近づいてくるエレナが話し出す。 「前にも言ったけど...」 「エ、エレナちゃん?(・・;)」 「わ、わりぃ..エレナ。」 ゆっくり近づいてくるエレナに怒りを沈めようと話しかける二人。 だが、エレナは低い声のまま話を続ける。 「喧嘩、するなら...」 『...』 ルイとシオンの目の前まできたエレナは顔をあげ死んだ魚の目のような目で二人を見ると肩に片手ずつ置き「外でやれっ。」と一言いった直後二人を前に押した。 すると両手から魔方陣が現れ魔方陣から突風が発生し、二人を前方にある窓ごと外へと吹き飛ばした。 真横で暴風が起きた後何食わぬ顔でスフィアに「起きたのね、よかったぁ~」と言い笑顔をみせるエレナ。 スフィアは、苦笑いを浮かべ「は、はい...」と返事をした。 ベッドの近くまで歩いてきたエレナの右側には大きな穴がぽっかりとあき、空の景色がきれいに見えた。
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