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クラッシュ・ロワイヤル 教室アリーナ
クラスメートである彼女の愛らしい笑顔を見たときに走った衝撃、それはエレウィズの電撃の如くだった。トルネードが吹き、電撃が僕のキングを起動した。
それからというもの、僕は彼女と恋仲になることばかり考えている。
開幕で攻城ガゴ群れをぶっぱなすように、いきなり告白したりはしない。首尾よくタワーをへし折れれば良いが、カウンターでへし折られる可能性も高い。まずはキング後ろからのセパレートで様子を見て、スケルトンラッシュのように時が来るのを待つんだ。
ところで、僕は自分でも理解できない例え話で思考をする癖がある。エレウィズ、キング起動、スケルトンラッシュ。これらは一体どういう意味を持つ単語なのだろうか。
彼女と初めてのデートをしたあの日まで、僕はその意味を知らなかった。
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