妄想の始まり

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「あー今日も朝から旦那の弁当作らな。めんどくさいな」 って、昨日の残りのキンピラとか、まぁまぁ適当に作った卵焼きとか、死ぬほど適当に焼いたウィンナーを弁当箱に詰めていくわけです。彩り悪いから、ブロッコリーでも茹でてツッこんどけってね。 なんてことない、いつもの朝です。そしてお弁当作り終えた時くらいに、夫起床です。 「おはよう」 って、振り向いたら大野君。 とりあえず冷静になって下向いて、もう一回顔あげて夫と思わしき男性を見てみる。 って、見上げたら大野君。 「ははーん、これはモニタリングやな」って。どっかに隠しカメラ設置してるんやなーって、さり気なくチェックして、チェックしながら大野君もチェックして。 万が一の時の為に「あ、このメモ用紙に名前書いといてな」ってさりげなくペンとメモ帳を渡します。 サインGETの瞬間です。 とりあえず、この状況がドッキリなのかどうか見極める為には、子供達の態度を見れば分かるよね。 起こします。 まだ眠たいやろうけど、そんなもん大野君がいることと比べたら、子供達の眠気なんて考える余地もないです。大野君を見た時の子供たちの態度は、 長女・・・
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