第1章 色の無い世界で

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「もう少しでぶつかれそうだったのに…」麻友 「えっ…?」花奏 花奏は彼女の言葉に驚きながらそう呟いて彼女の方に少し振り返って見た。 そして麻友は意地悪く少しだけ笑みを浮かべて花奏に言った。 「だってもしぶつかったら私あなたに土下座でもさせられるじゃない?」麻友 「えっ…!」花奏 花奏は凍りついたような表情をして麻友の言葉に驚いていると麻友は鼻で笑って話しを続けた。 「そうすれば山崎くんもあなたみたいな恥ずかしい人なんかやめて私と付き合ってくれるはずだから」麻友 「なんですって?」花奏 花奏は麻友の話しに呆れてそう言うと麻友は花奏を睨みつけながら怒って言った。 「そもそもあなたみたいなのが彼を誘惑したのがいけないのよ!」麻友 「そうじゃなければ彼があなたみたいなのを好きになんかなるわけない!!」麻友 麻友が言い放った言葉に怒りと悔しさを感じながらぎゅっと拳を握りしめた。 そして悔しさのあまり涙が滲んできて花奏はそれを必死でぐっと堪えて言った。 「私は誘惑なんてしてない、ただ夏川さんあなたが私みたいなのに負けただけ」花奏 花奏がそう言った瞬間、“パチン”という音と鈍い痛みが右側の頬に降ってきたーーー 突然のビンタに時が止まったように驚いていると麻友は怒りに震えながら花奏に言った。 「なんですって? この私があなたみたいなのに負けた?」麻友 「ふざけるのもいい加減して! 絶対にあなたを私の目の前で土下座させてやる…!」麻友
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