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「今日はありがとう、誰かと一緒に絵画を見るなんて久しぶりだったから楽しかった」伊月
伊月は穏やかに微笑みながらそう言うと、花奏も嬉しそうに微笑んで言った。
「私もすごく楽しかったです…あの風間先生とまさかご一緒出来るとは思いませんでした」花奏
花奏がそう言い終わると、ちょうどさっきの店員さんが注文したドリンクをお盆にのせてテーブルに運んできた。
「お待たせしました……ごゆっくりどうぞ」店員のお姉さん
それだけ言って店員さんが空のお盆を片手に持って後にすると、それぞれ目の前に置かれたドリンクをひと口飲んだ。
「あ、これすごく美味しい」花奏
花奏はレモンティーのアイスをストローでひと口飲むと、自然とそう呟いた。
それを見ていた伊月がクスッと笑って一言呟いた。
「君は面白いな」伊月
「えっ?」花奏
花奏は驚いて顔を少し上げると伊月がそのまま話しを続けた。
「レモンティーをひと口飲んだだけでそんなに表情豊かになる人は見たことない」伊月
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