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色々と考えていたら、部屋についた。
コンコン「入るよ」
ガチャ
「?どうしたの?」
部屋に入るとまず目に入ったのは荒れたベッドだった、次に隅っこに縮こまっている昨日の少年。俺は疑問におもったことをすぐに言葉にした。
ビクッ
少年は俺が来たことに気づいていなかったようで、大きく身体を震わせてゆっくりと顔を上げた。少年の綺麗な翠の瞳には水の膜が張ってあり、唇もわなわなと震えている。
「大丈夫?朝食、作ってきたんだけど…食べれる?」
俺は何故か怯えている少年に優しく話しかけながら近くの机に朝食を置く。
朝食はシンプルにスープとサラダとベーコンと卵焼きだ、これは俺の朝食の定番で1週間に1朝は必ずこれだ。
少年はすぐに立ち上がっておぼつかない足どりで俺のもとまできて、抱きついてきた。
昨日から俺は少年のことを見下ろすことが多くて気づかなかったが、こいつかなりでかいな。
俺の肩に頭をグリグリを押し付けてくる。
昨日はかなり警戒心むき出しでたまに殺気も飛ばしてきていたんだが…なぜ?
俺は少年にすっぽりと収まりながら軽く頭が混乱していた、というか少年というよりは青年の方がいいな
青年は1分ほどそうしていたら今度は俺の頭を撫で始めた、もう一度言おう、なぜ?
青年のそれはとても優しい手付きで頭を撫でてくる。かなり気持ちがよくて抵抗する気も起きない。
男が男とじゃれあっていて、少し気持ちの悪い絵面だが、居心地が良いのだから仕方がない。
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名前:不明
備考:甘えたがり。痛みに慣れている。
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