第2話

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その頃―――。 「良くぞ集まってくれた……若き戦士達よ―――」 「―――ハッ!!!!」 4人の若い戦士は、方膝を床に着き、(こうべ)を垂れた。 「イヴ王女様が誘拐されたと伺いましたが……」 「その通りじゃ。ワシの愛娘・イヴが、アダム王子の部下達に誘拐された―――」 「アダム王子が……?」 「一体何故ですか……?」 「その事情はワシにも分からぬ……だが、アダム王子は娘と結婚して、この国を乗っ取るつもりなのじゃ!! きっとそうに違いない!!」 「えっ………!?」 「そ…そんな―――」 「結婚式は、明日の午後に執り行われるらしい……それまでに何とか娘を、無事に取り戻して欲しいのじゃ―――」 「……承知しました!!」
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