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―次の日―
「う~ん……(もう朝か―――)」
小鳥の囀りが聞こえて、目を覚ますと……やっぱり辺りの風景は全く変わらず、城の中だった。
何か良く分からない夢だったな。
いや、あれは夢……だったのか?
本物のイヴ姫らしき人の声が聞こえて、俺に「助かります」と言った。
何時になったら、俺は元に戻れるんだ?
俺…本当に助かるのか―――?
「おはようございます」
「―――うわぁッ!?」
部屋の隅に、あのメイドが立っていた。
「…どうしました?」
「キ…キミ、い…いつの間に居たの?」
「さっきからずっと居ましたよ」
「うっ……」
全然気付かなかった………。
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