第3話

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―次の日― 「う~ん……(もう朝か―――)」 小鳥の(さえず)りが聞こえて、目を覚ますと……やっぱり辺りの風景は全く変わらず、城の中だった。 何か良く分からない夢だったな。 いや、あれは夢……だったのか? 本物のイヴ姫らしき人の声が聞こえて、俺に「助かります」と言った。 何時(いつ)になったら、俺は元に戻れるんだ? 俺…本当に助かるのか―――? 「おはようございます」 「―――うわぁッ!?」 部屋の隅に、あのメイドが立っていた。 「…どうしました?」 「キ…キミ、い…いつの間に居たの?」 「さっきからずっと居ましたよ」 「うっ……」 全然気付かなかった………。
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