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振り返ると……そこに居たのは。
4人の若い戦士達……と―――。
「もう1人のアダム王子!?!?」
「えっ?これってど…どう言う事????」
式場が更にざわつき始めた。
「そこに居るのは 私の偽物だ!!!!」
「に、偽物!? 貴方が…本物のアダム王子?じゃあこのアダム王子は―――?」
「今すぐそいつから離れろ、イヴ!!!!」
「―――!?」
―――ビュッッ!!!!
アダムは偽物のアダムに向かって剣を投げた!?
「チッ―――!!!!」
―――キィィン!!!!
偽物のアダムは、剣を弾いた。
「お姫様、こっちです!!」
「………!!」
魔法使いの様な少年に腕を引っ張られ、俺は壁の後ろに隠れた。
「他の皆さんは……!?」
「キララとケイトお姉ちゃんが、お城の外へ逃がしているから大丈夫」
「そっか……(良かった。だけど―――)」
「……後少しで姫と国を我のモノに出来たのに―――」
「…………!?」
アダムの偽物が、段々と本物の姿を現し始めた―――。
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