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―???―
「んっ……あれ―――?」
ここは……何処だ?
目が覚めると……辺りは少し薄暗く、まるで城の様な場所だった。
俺は、高級そうなカーテン付きベッドで寝かされていた。
「(俺はどうしてこんな所に……?)」
確か俺は、学校の帰り道にゲームを購入して…家に帰る途中だった筈―――。
……すると―――。
「……目覚めたか、姫よ」
「……へっ?」
謎の男が、すぐ傍で俺を眺めている……。
「(ん…?こいつ何処かで見た事がある様な……誰だっけ?)」
「姫――もう諦めよ。我と結婚するのだ」
「け、け、けっ…結婚ッ―――!?」
それは、突然のプロポーズだった。
俺がこの男と結婚だって―――!?!?
「……何をそんなに驚いている?」
「だっ…だって!! 俺は、男だぞ!?」
「フッ……ハハハッ!! 姫よ、そんな冗談は我には通じぬよ」
「なっ……!!」
何で信じてくれないの―――!?!?
「その麗しき姿…そなたが男の筈無い。自分で確認してみると良い……」
「う、麗しき姿って……」
俺は、妹から「私のお兄ちゃんは 何でイケメンじゃ無いの!?」って言われている位 ブサ男なんだぞ……?
俺は、訳も分からず…部屋に置いてある鏡を見た―――。
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