第1話

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「俺…わ…私は、貴方と結婚するつもりはありません!!」 「………他に好いてる男がいるのか?」 王子の顔が少し曇った………。 「あっ、いや……そうじゃなくて―――」 ……あれ?何で焦ってるんだ俺? ……って言うか、男と結婚なんか出来るか―――!!!! 「フフッ……そうか、照れているのか」 「へっ……?ち、違っ―――」 王子は、俺の顎をくいっと上げて、顔を近付けた……。 「―――ッ!?(ドキッ////)」 良く見ると……王子とあって、男は整った綺麗な顔をしている。 ……って!! 何で男相手にドキドキしているんだ、俺は―――!!!! 「……は、離して……////」 「麗しき姫よ……すぐに我の虜にしてみせる―――」 「………ッ!?////」 や……ヤバい……鼻血出そう。 ―――って、何やってんだ俺!!!! 俺は、バッ!!と王子から離れた。 「俺……じゃなくて、私……家に帰ります!!」 「あっ…姫―――!?」 部屋から出ようとしたのだが―――。
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