第1話

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―――ビリビリッ!!!! 「イッ……!?」 ……痛ッテェェェ―――!?!? (※心の叫び声。) 「(なっ……何だ?)」 ……今扉を開けようとしたら、ビリビリと痺れたぞ? 王子は、少し赤くなった俺の手をそっと握って撫でた。 「すまない…大丈夫か…?」 「あの……今のは?」 「この部屋に不審者が出入り出来ぬ様に、扉に魔法をかけたおいたのだ。そなたを傷つけるつもりは無かったのだが……」 いや…もう既に沢山傷付いてますから(色んな意味で)。
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