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昌宏
「その可能性はある。何とかして、ビデオカメラを回収、処分できないだろうか?」
将生
「そのビデオを回収したところで、○○駅前広場に来ていた人はたくさんいたのですよ。
ビデオカメラで撮影していた者は、他にも沢山いるかもしれない。
全部のカメラを回収する必要があるんじゃないですか?」
昌宏
「岡崎のビデオカメラが、水谷の近くにあるというのが問題なんです。
もし、今回のことが映っていたとしたら、計画がばれてしまう。
そうなったら、どうなりますか?」
勇樹
「我々だけでなく、増山も終わりでしょうね。」
昌宏
「それだけではすみません。
平嶋も暗殺依頼の罪で逮捕されてしまうでしょう。」
将生
「!
それだけは、なんとしても防がなければなりませんね。」
昌宏
「そうです。
今回の最大の目的は、平嶋が罪に問われなくするためだということを、もう一度認識する必要があります。」
勇樹
「そうですよね。
正確には、平嶋がやろうとしている事を達成させるために、ですよね。」
昌宏
「はい。勇樹さんの言う通りです。
とにかく、岡崎が持っているビデオカメラの回収を優先しましょう。」
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