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勇樹
「なんでしょうか?」
将生
「今回の取り調べのために△□警察署へ向かうの
は、本来は増山と田岡君だけだったはずです。
水谷と岡崎が一緒になるのは、想定外でした。」
昌宏
「そうですね。まさか、水谷と岡崎が○○駅の警備本部に戻ってくるとは、考えていませんでした。
でもそれは、今回の捜査が、警護課に丸投げされた報告に来たのであって、増山を疑っていたからではないでしょう?
水谷と岡崎を警備本部に置いて、田岡君だけを連れて△□警察署に行くのは不自然だから、四人で△□警察署に行くしかなかったはずです。
将生さん。それで、何故気になるのですか?」
将生
「おそらく予定通りに、取り調べは増山だけで行うはずです。
田岡君と水谷と岡崎は、別室にて取り調べ室をモニターで見ることになるでしょう。
いいですか。ここで、増山と水谷が別行動になっているんです。
何故、同じ警護課なのに、増山単独で取り調べを行うのか?
田岡君は、そう疑問に思ってしまうのでは?」
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