指と唇11

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指と唇11

「苦しい…もうやめて…これ以上は、もう入らな…い。」 チサトのお腹が少しずつ膨らんでいく。 「じゃあ一回抜くね。」 男はやすやすとそれを抜き、チサトのお尻からは勢い良く水が吹き出た。 チサトが前に倒れそうになると男はチサトの手のロープにS字フックをかけて上の何かにかけた。 チサトは吹き出し続ける水を観られていることに気付いた。 恥ずかしさに声にもならない。 「うーん、まだ混ざってるね。 もう一回だね。 今度は800mlかな。」 その行為は三回も続き、最終的には腸内に1.5Lものぬるま湯を入れられた。 もはやチサトは嗚咽も出始めているにもかかわらず、男はチサトの腹が膨れるまで入れた。 「おぇ…もう……無、理ぃ…。」 「チサト、多分これでお腹の中が綺麗になる。 大丈夫、慣れてきたらこれが気持ち良くなるから。」 そう言うと、男は引き抜く。 「はぁう!…ぐぅうん…!」 噴き出す感触に気持ち良さは確かに付随したが、このお腹の苦しい感覚に慣れるはずがないとチサトは思った。 噴き出す時に聞こえる空気の破裂音も恥ずかしさを助長した。 「うん、綺麗になったな。」
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