指と唇13

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チサトは首を横に振った。 そんな恥ずかしいこと、言えるわけないと思ったのだ。 しかし許すわけがない。乳首を弄る速度が上がる。 媚薬の効果はもう無いが、あれ程敏感になっていた箇所だっただけあり、体がビクビクと跳ね上がる。 「言わないと、座らせないし、弄るのをやめない。 まぁ、俺としてはここでさっきの続きを始めたってかまわないしな。」 またチサトは涙を流した。 こんなにいろいろ捨てさせて、一体どうしたいのか、チサトには未だ不明瞭であった。 しかしそんなことを考えている間にも、チサトの乳首は硬さを増していく。 そしてラバーのパンツの中は洪水状態だ。 パンツから漏れ出して内腿にまで伝っていた。 乳首は敏感にその刺激を受け、体に広げて行く。 当然その刺激はアナルにも響き、チサトのアナルは貪るように収縮を繰り返していた。 ジリジリともどかしい感触がチサトを苛む。 どれほどチサトが声を出さず、おとなしくしていようと男は手を止めない。 それはチサトが敗北宣言する以外に選択肢がないことを示しているように思えた。 しかし続くと思った時間はスッと消えた。 「仕方ない。 チサト、ちょっと後ろ向いて待ってな。」 チサトは頷き、後ろを向いた。 椅子を引く音がする。 座りやすいようにしてくれていると思うと、チサトは少し嬉しくなってしまうのを抑えられなかった。 すると急に男はスカートをたくし上げた。 「な、何するの!?」 「だって言ってくれないんだろ? なら仕方ないからチサトには悪いけど勝手にいろいろすることにしたんだ。」 チサトは抵抗しようかと思ったが、やはり機嫌をこれ以上損ねると良くない事ははっきりしていたため、おとなしく従う。 スカートを腰の位置で結び、椅子の前に立たされる。 かろうじて椅子と認識しただけだが、男が何も言わないのであっているのだろう。 夜目の効かないチサトにとって、この部屋は居心地の悪い場所である。 男が目の前に立つ。 「チサト、俺の首に腕を回して。」 チサトは何故なのか聞きたかったが、おとなしく腕を男の首に回した。
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