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男は駅弁スタイルのまま少し前へ移動する。
チサトは少々の恐怖心を和らげるため必死にしがみつき目を閉じた。
どうやら椅子の前のようだ。
チサトは急に股間に違和感を感じた。
空気を感じるのだ。
「ねぇ、このパンツ、穴が開いてるの?」
男は何も答えない。
そのまま少し降ろされると、嫌な感触を覚えた。
「や、やめて…この椅子に降ろさないで。」
チサトは男の嗜虐心を煽るだけと解っていながら懇願せずにいられなかった。
そうこうしている間にもジワジワとそれはチサトの中に入ってくる。
中でアナルに入ってるものと擦れあい、新たな快感が生まれていた。
「ウ…フグゥ……。」
深々と怒張を模したものがチサトの中に侵入を果たして、チサトはプルプルとビクビクを繰り返した。
男がチサトから手を離す。
チサトは力一杯首にしがみつく。
そして男に潤んだ瞳で訴える。
その瞳がいかに男の気持ちを刺激するものか、もはやチサトに悟ることはできない。
腕とは裏腹に力無く首を振る。
粟立つ感触が男の欲望を背筋にゾクリと満たす。
自分の首に巻きつくチサトの手に自らの手をかける。
「いや…やめて、無理…。」
男は躊躇無く、チサトの手を剥がした。
「ひゃああああ!」
自分の体重の分、深々と奥まで抉るその怒張に、チサトの体は大きな痙攣を起こして奇妙に踊る。
肘掛を探すがそれはついていなかった。
「あ、あ…あぁあ…」
潤んだ瞳からすでに涙がこぼれて頬を伝う。
「楽しい食事の時間なんだから、もっとテーブルに近付かないと。」
男はチサトの椅子の背もたれに手を置いた。
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