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パンの件を言っているとチサトにはすぐに分かった。
負け惜しみかなと平静を装っていると背もたれの後ろから彼が腕をのばしてきた、掴んだのはチサトの肩。
立ち上がれないようにしているようだ。
「知ってた?
この椅子、脚にコードとスイッチついてるって。」
そう彼が言い終わるとチサトは違和感を感じていた。
中になにか出ている。
怒張からなにか出ている。
「なに?
なにが出てるの?」
分からないはずがない。
やっと治まってきた疼きが戻ってきている。
ワンピースの上からでも分かるくらい、乳首が立っているし、椅子から流れ落ちるあらゆる体液がパタパタと小さな雨粒のような音を立てていた。
「離して!
この椅子から、立ちたいの!」
チサトがそう叫ぶと男は肩から手を離す。
チサトが何とか立ちあがろうともがくと首に違和感を感じた。
首輪と椅子の背もたれが繋がっていて、立つことは愚か離れることすら出来ない。
「チサト、お行儀悪かったからお仕置きだよ。
大丈夫、反省できたと思ったら止めてあげるから。」
男がそう言い終えると、突如としてチサトの中の怒張が激しくピストン運動を始めたのだ。
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
チサトは感じながらも謝り続けた。
その光景は男の胸に激しい鼓動と恍惚をもたらしていた。
その美しさが堪らず男は椅子から離れて、暫くチサトの感じている様を、謝る様を眺めることにした。
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