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指と唇18
「チサト」
男の声を聞き、男の顔を見上げる端正な面立ちの男が優しくチサトを見下ろしている。
「今日、とっても綺麗だったよ。
今まで見た事ないくらい綺麗だった。」
優しい顔をして、チサトに口付ける。
その間もチサトの体を洗い続ける。
刺激され続けた体を労わる様な洗い方で、しかしその洗い方がかえって、刺激になっている。
口付けているチサトから、鼻にかかるような吐息が聞こえる。
なんと甘美な時間なんだと、男は洗いながら思う。
臀部に差し掛かるとチサトの呼吸がより一層甘さを増す。
触れるだけで震える臀部に不思議なほど惹き付けられている。
手が吸い付いて離れないのではないかと思うほどであった。
男は唇を離してチサトの顔を見る。
あどけなさの残る顔に疼きを灯し、恍惚として、なんとも言えない淫らさがそこに顕在していた。
男は口元を緩めて、自分の成果に満足気に笑う。
臀部から足に下がるがこのままだと危ないと思った男は湯船のへりに腰掛けさせる。
なすがままにチサトは洗われていく。
秘部を洗う手にイヤらしさは無いが流れ続ける愛液が辛そうである。
「チサト、1回イキたい?」
チサトは黙って男の顔を眺めていた。
男はびしょ濡れになった自分の服を脱いで脱衣場に投げる。
チサトを抱えて湯船に入る。
泡はついたままだったが気にせず入る。
そして湯船の中で、チサトの膣内を2本の指で刺激する。
するとチサトは体を跳ねさせながらイく。
男の腕の中で震えている。
そのさまが愛らしく、男の欲望を刺激するが、チサトの辛さは止みそうになかった。一層愛液が溢れてお湯の中であるにもかかわらず粘度を増し、男の指について離れない。
男はよくお湯に浸かった後で上がることにした。
風呂の中ではチサトが危険だ。
「チサト。」
そういうと男はチサトを力強く抱きしめた。
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