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指と唇3
どのくらい、イッたのか。
もはやチサトに数える余裕も無く、ただ与えられる快感に盛った猫のような声を出し続けるばかりだ。
快楽にゆがむ顔は汗や唾液で唇に妖艶な湿り気を宿らせている。
股間からは愛液のみならず、微量の尿も出ているようで体液という体液が大きなシミを作っていた。
男はそんなチサトの耳元に顔を埋めた。
そんな刺激にもチサトは耐えることが出来ない。
「…だから言っただろう。
数分後にはチサトにとってどうでも良く無いことが起きるよ、ってね。
…まぁ今言ったところで意味無いか…。
でも休ませたりしない。
まだチサトが目を覚まして、たったの10分だからね。」
そう言うと、男は立ち上がって何かを取りに行った。
ほんの束の間だったがチサトは言葉を発する余裕を手に入れた。
「…も、もう…やめて。
本当に…もう無理…。」
チサトは言葉少なにそう告げた。
男はまたチサトの方にやってきて、今度はチサトの腹部にまたがる。
「ふーん、まだ喋れるんだ。
余裕あるじゃん。
それにまだビンビンだしな。
説得力無いよ。
こんな乳首じゃ…さ!」
「ヒグゥッ!?」
チサトの乳首を思い切り弾いたのだが、鋭敏になり過ぎた身体はその一回の衝撃にも痙攣を起こした。
男は満足げに口元に笑みを浮かべながら言い放つ。
「ほらな、チサトの体はまだ出来るって言ってるよ。
今度は10分じゃやめない。
チサト、覚悟は要らないからな。
どうせそうなるんだ。」
チサトは規則的なモーター音を聞いて、身を震わせた。
「い…や、それは…ダメ…。」
そう言っても身を捩って逃げることも説得することも不可能であることは明白で、空気の振動からももう触れるか触れないかの距離にそれがあることもわかってしまっていた。
チサトはただ震えることしか出来ないのだ。
「じゃあ、頑張ってね。」
そう言うと男は、両方の乳首の先端にローターを当てた。
「ひぃあああぁっああぁ!!!」
チサトの体が動かないように男はチサトの身体を足で挟んで固定した。
チサトは不明瞭な声を上げるメスになっていた。
男に体を固定されたチサトは跳ねることも出来ず、規則的な痙攣を繰り返し、ベッドにできていたシミを大きくしていた。
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