禁断

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 日曜日の午前中、朝食の片付けを終えてわたしはリビングの窓を開けた。  高校の教師をしている彼は持ち帰りの仕事が多い。 お休みの日でも朝食が終わるとたいていは書斎に籠る。 今朝もコーヒーのマグカップを手に直ぐに書斎に入っていった。  洗濯物をベランダで干して、リビングの掃除を始めた時だった。 書斎から出て来た彼がいきなり背後からわたしを抱きしめた。 「おじさん?」  Tシャツの中に滑り込んだ手がブラの上から乳房を揉んだ。 吐息が掛かった首をわたしは竦めた。 スカートの中に侵入したもう片方の手が太ももを伝って秘部に到達する。 指が、なぶるようにそこをなぞり始めた。 「ぅんっ」  ヒクッと震えたわたしの手から、埃取りのモップが落ちる。 顔を仰け反ったわたしの目に、窓の外に広がる青い空が映った。 「いやよ、まだこんな時間なのに」  抗おうと身を捩らせたけれど、ククッと笑った彼の足がわたしの足を絡め取っていた。
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