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「はい、お嬢、お望み通りに」
『ん、』
あたし達は出会って数ヶ月。どっちもハズレもの。だけど面白い人生を生きてるし、自慢するわけじゃないけど自由この上ない生活だ。
「ね、覚えてる?お嬢、」
『何』
「お嬢がさ、、最初会った時さ、」
『何』
「覚えてる?タピオカミルクティー…」
『忘れた。』
「ん、覚えてるね、」
頭にぽんと手を置かれると負けた気がする、でも、嫌いじゃない。
『そういや、もう夕方なのにマドカちんまだ来ないじゃん』
「ちょ笑お嬢!マドカちんとか呼ぶと怒られるって」
『わざと笑』
ユウはあたしがいたずらそうに笑うと、少し照れるんだ、面白いから今は気が付かないフリをしとく。
「え、あーいや、そろそろ…来るんじゃないの…」
『ふーん。ユウもなんか呑みなよ。』
「ここ俺ん家」
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