いつもの時間

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「ども、お2人さん」 「あ、白浜マドカさんのご降臨すよ」 『マドカちーん』 「ちょ、お嬢やめろよ、ただでさえ女みたいな名前なのにさ…」 「それ女差っすか?」 「違え、敬意あるわ、」 『で、なんか用あんの?』 「用なくてもくるけど、ご名答、今日は用があってきた」 椅子を引いて座ると胸ポケットから鍵を取り出した。 「なんすかコレ」 「部屋の鍵」 『いやそりゃ見れば分かるけど』 「今、この部屋は俺が貸してるだろ?」 「うん」 「使い心地は?」 「んー、ちょっと狭いけど使えてはいるね、」 『ほとんどお酒で埋まってるけどねー』 「あとお嬢のヘッドホンコレクションね、お嬢の生活は衣食ヘッドホンで成り立ってるから」 『大正解』 「はいはい、そこで僕は考えた。引越しする」 「引越しっすか?!」 『あー、そーいうことね。』 「とは言っても、ただのたまり場にするつもりは無いよ」 『どういうこと?』     
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