いつもの時間

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「3人で暮らそう」 「それって…」 「お前らにら帰る家は無いだろ、あったとしても、ユウはこのボロボロのアパート、お嬢はネットカフェだ。」 『同棲するの?』 「同棲って聞くとエロいよな、心の中の思春期がラジオ体操してる感じ、わかる?」 「全然わかんない。」 『それで、?3人で住むって、何でそんなことに?』 「一人暮らししろって言われて出て活かされて…そんで…」 「マドカのお父さん怖いもんなー」 『極道としては立派じゃない、一人暮らしができない箱入り息子はあたし達と住むことで親と手を打ったと?』 「そういうこと…」 「マドカは箱入りマザコン息子だもんなー」 「あぁ"?」 「ひぃ…!なんでお嬢には怒んないのに俺にだけ…!…ってお嬢!どこ行くんすか!」 『飽きた、ちょっと散歩。』 「外雨だぞ?」 『雨の方がテンション上がるじゃん。人少ないし、大声で歌って歩いてくる』 「アホじゃん」 『っるさい、引越しのことはLINEして』 「お望み通りにー」 そのままあたしは、傘も持たずに出かけた。 風はまだ吹いてなくて、降りしきる雨の中、制服のポケットに手を突っ込んで歩く。ヘッドホンから流れる音楽に何となくおセンチな気持ちになってくる     
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