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呆気に取られていた葵だったけれど、直ぐに満面の笑みを見せた。
「そうこなくっちゃあ! じゃあ、とびっきりの婚活パーティーを探そう!」
「うん!」
わたし達は緑広がる公園を元気に歩き始めた。
わたしは、一番になりたい。
たった一人の、誰かにとっての一番に。
そしてわたしも、その人を一番に想うのだ。
その為に、わたしは、わたしの〝色〟を取り戻して新たな一歩を踏み出す。
「見てろぉ、クズ男! 絶対に捨てた事後悔させるいい女になってやるぅ!」
「そうだよ、その意気!」
冬の青空に向かって拳を突き上げたわたしに、葵が笑っていた。
了
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