夢のような目覚め

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もはや私は大金持ちだ! 毎日ぐうたら暮らすも、欲しい物も、何でも思いのままになるのだ! 思うだけでぞくぞくする。 ただし、こんな大金を入手できた経緯だけは全く思い出せないのだが・・・・・・ だとしたら、余計にのんびりしてはいられない。 街へ出て買い物や遊びに使ってしまうべきだろう! ずる賢いと言って良いのか分からないが、そういう考えにすぐに至った。 私はソファーに無造作に置かれた外行きの服に着替えると、 ローテーブルの上に山と積まれた札束をかばんに詰められるだけ詰め、早速街へと繰り出したのだった。
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