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「えっ?!」
ショウコちゃんは一気に目が覚めました。目をこすり、何度かまばたきをして、もう一度ちゃんと見ました。目覚ましは透明なままです。
目覚ましの音は鳴り続けていました。ショウコちゃんはビクビクしながら、目覚ましがあった場所に手を伸ばしました。
なぜか、透明な目覚ましに触れることができました。ショウコちゃんは目覚ましを止めると、手に取ってみました。
触り心地は確かに目覚ましの冷たいプラスチックです。重さも感じます。でも全く見えません。
その時、ドアが開いて、お母さんが部屋に入ってきました。
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