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出会い
「貴方は社会不適合者です」
そう烙印を押されて、会社を出た日のことだった。
今までの生活が、
走馬灯のように頭をよぎっていたけれど、
どこか清々しくて、寧ろ爽快な気持ちだった。
カイシャニシバラクイカナクテモイイ
それは今まで出来なかったことをする、チャンスでもあった。
いつもは22時には布団に入り、
明日に備えて準備をしていた生活が、一変。
夜遅くまで起きて、ひたすら小説を書き
空いた時間にはお気に入りのアルコールや、
カフェ・オ・レを飲む生活がそこには待っていた。
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