序章 何が起きたのか?

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ブラックホール そしてわずかな素粒子等しか残っていない最末期の宇宙 そこで ブラックホール同士が干渉しあい  いくつもが重なりあって 強大なエネルギーの渦が起きる そこから 溜まりに溜まった超エネルギーの再度 ビッグバンへと発展することで 宇宙創成の再度実践されているのでは?と言うのが かつて ある学者たちが 発表した ボルテックス理論である ここまでは 理解できましたか? と ヒューズ老が アースクルーの面々に聞き 代表して 猪頭艦長が頷き そして さらに ヒューズ氏や 古泉博士らが 現在 唱え出した 新たなボルテックス再生理論について 今度は 古泉博士が 語り始めました。 「さて ここまでも たんなる理論上の空論である可能性も否定できないが ここからは さらに 妄想だと言われる空想論だと捉えられているものだと まずは認識しておいてください」と言っては  解説を始めました さて そのブラックホール同士が干渉しあうと言う可能性は たまたま そのブラックホール同士が 干渉しあえる距離になければ 無論 干渉するはずがないと言うのは理解できると思うが しかし そんな偶発的なことで 宇宙が再生など 繰り返すなんてあり得るでしょうか? いえ もしも 宇宙創成が幾度か繰り返されていたとしたら そんな偶然が幾度も続く可能性など ほぼないと我々は仮定して では 何故 ブラックホール同士が 干渉しあうのが続いたのか?と考えて もしも ブラックホール同士に何かの意思があったらと想像したんじゃよ そこで ここからが もっとも妄想的なことじゃが ブラックホールと言うよりも この大宇宙そのものに意思があり と言うかひとつの生命体だと仮定すれば 生まれてから破滅までを何度も繰り返すことも可能なのでは?と結論づけているのが まあ このボルテックス新理論を否定する方々には 荒唐無稽だと笑われているのじゃが
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