序章 何が起きたのか?

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ボルテックス再生理論を展開している ヒューズ老に聞こえよがしに 普通の学者連が 「そもそも 宇宙が再生を繰り返してるかどうかもわからんのに 何を言ってるのやら」と嘲笑をしては クスクス 笑いが いつの間にか ケラケラ 笑いへと が そこで 動揺せずに また ヒューズ老が 「まあ 笑われるのは構わんが 東洋には 輪廻転成なる思考があっての そう言うこともありうるって話じゃ」と纏めると そこで 米国軍部から加わって来たある研究者が 「ヒューズ老 それに古泉博士 そのボルテックス理論は置いといて 今回のあの渦巻き あれは そのボルテックスと関係があるのですか? それと あのエネルギーを実践させたものが存在するのでしょうか?」と 現時点で誰もが訊きたかったことを尋ねれば 「うむ あれが自然発生的に出現したとは思えぬからなあ 何か原因があるはずじゃが 物証が少なすぎるわい」と古泉博士 そこで 「我々アースクルーの採取した海水 それに島の破片とも思われる土 岩など提供しますし また あの空域で集めた大気成分などの資料も提供いたします」と猪頭艦長の提案には どの研究者も 受け取り 研究するとなって 解散すると言うときでした なんと  あの大海魔(クラーゲン)が 南極大陸に出現したと緊急情報が アースクルー本部より 空鯨号へともたらされて 研究者共々 緊急出動となりました
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