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それは、あの日の続き。
あの日振り返ることのできなかった自分を変える言葉。
どうして振り返らなかったのだろう。
どうして言わなかったのだろう。
そう何度も思い返しては後悔に飲み込まれた。
こんな思いはもう二度としたくない。
だから、今度は……
繋がれた手から、抱きしめた腕から、あの日感じることのできなかった彼女の体温が流れ込む。
彼女の存在を確かめるように、俺の体には自然と力が入る。
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