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「先生に褒めてもらえるとは光栄だ。それに、あの優しい指の感触は先生だったんだな。ああ、思い出した……そうだ、そうだった」
伊武はなぜかうっとりした顔をしている。
「と、とにかく、ピアスはこのまま装着せずに穴が塞がるのを待ちましょう。それより、脚の回復に努めて下さい。しばらくの間は安静ですよ」
「分かった。先生の意見に従おう。チンコの穴が塞がったら問題がないかどうか、先生がそれを確認してくれ」
「……分かりました」
どうせ尿カテを抜去する際にこの男のチンコをもう一度、握らないといけないのだ。
――なんか生温かいナマコみたいだったな……。
遠い目をする。
惣太は適当に返事をして伊武の病室を出た。
(※エブリスタ様でお読み頂けるのはここまでです)
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