いつの間にかに

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男は用意された書類に目を通し、ハンコを押して持って来た金を机の上に出した。 「これで死ねるんだな。出来るだけ早く逝ければいいが」 つぶやきながら、そんな想像をしている男の背後に近づく影が。 数秒後。 男は意識を失った。 金を受け取った相手は、針を刺した部下に命じた。 「不意打ちとはこのことだ。恐怖を感じず逝けたようだな。あとは自殺したように見せかけておいてくれ」
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