『抱いてください』
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背中に触れる楊のスリムに引き締まった胸板が美夕の躰を性感帯へと変えていく。 優しくしなやかな指が、肌を滑り、美夕の足の間へと下りていった。 「あっ、あん、あ、楊く……、ああっ、だめっ」 白い躰が跳ね、湯飛沫が上がる。 「美夕、ほら、足を」 耳元に掛かる吐息に震えながら、美夕は躊躇いながら湯船の中で少しずつ足を開く。 「いい子だ」 フッと笑った楊は美夕の首筋にキスをした。
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