『抱いてください』
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「楊くん」 頬を薄紅色に染めた美夕は振り向き、楊を見る。 楊は、愛しげに桜貝のような唇にキスをした。 唇を重ねたまま、指をスルッとナカへと侵入させた。 「ああんっ」 堪らず唇を外してビクンと躰を震わせた美夕は湯船の縁に掴まった。 剥かれた秘豆を潰すように刺激しながら、長い指が壁を引っ掻く。 湯の中でも溢れて止まらない感覚は分かった。 「んっ、ああっ、だめっ、ダメ楊君、だめ」
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