本物の愉悦

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「んんっ、あん」  乳首を激しく吸われ、痺れと悦楽が同時に襲う。  ナカが熱い。 でも、今までと違う熱。 美夕の肌をしなやかに這う楊の指の長い手が、今日の忌まわしい蹂躙の記憶を中和していく。 「楊君……」  もっと。もっと触れて。  胸元に埋まる楊の頭を美夕は抱いた。  吸われる感覚と、最奥まで受け入れた熱の感触に美夕の意識が溶ける。
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