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破けた服が視界をよぎれば、すぐにまたうずき出す頬の熱が滅法恥ずかしかった。
俺、コイツに何されちまうの? なんて考え出したら、淫らな妄想で頭はいっぱい。おかしくなりそうだ――
軽く腕だけ捕りあげられて、拘束されて、乳輪を尖った舌先で撫でられただけで、
「……ッん、アッ……ッ!」
自分のものとは思えないような、思いっきりヘンな声が裏返っては、天井にまで響いた。
「バッカ、でけえ声だすなって……。お袋さん、階下にいるんだろーが?」
ンなこたー分かってる!
「……ッ、だっ……てめえが、いきなしヘンなことすっから……ッ!」
「ヘンなこと? だってお前、溜まってんだろ?」
「は!? 誰が……ッ!」
「だってさっきそう言ってたじゃん。今日はすっげエッチな気分とか、何とかさ?」
「……や、言った……けど……ッ」
だからちょっと変わり種的なエロいことしてみようか、なんて、鼻先に憎たらしい笑みをたずさえて、たて続けに三回イカされた。
下着ごとアレをしごかれて一回。
その次はナマで尺られて一回。
で、ケツに指突っ込まれながらしつっこく弄られて一回。
文字通り腹の上には欲望の跡、痕、アト――
シーツにまでいっちゃってるだろ?
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