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僕 『んーーー助けてー!!!』
母 『何ねーー!!』
僕 『あああああ、助けてーー!!』
父 『母さん、朝からなんだアイツ』
母 『私が聞きたいわよ 苦笑』
急に来た、夢で襲われる夢だった・・・
ナイフを振りかざし、僕を刺そうとする夢・・・
怖い 怖い 怖い・・・
どうして どうして どうして 僕??
目を覚ますと、そこは薄暗い畳の部屋だった
隣にはクスクス笑いながら、パソコンを見てる男が座っていた
僕は、起きた事がバレないように嘘寝をした
すると男は、立ち上がり台所の電気を点けて冷蔵庫を眺めた
男は何故か、笑みを浮かべた
男 『起きてるんだろ?』
起きている事がバレた事で、僕は胸が苦しくなった
もう無理だと諦めかけたその時、今時にしては古い黒電話が鳴り響いた
『キーン、キーン、キーン』
男 『うるせえな、こんな時間に誰だあ』
部屋の中から外を見ると、真っ暗だった
『ガチャ』
男 『はい、こんな時間にどなた? あ、すみません 須藤さん』
男の表情が強張っていった
男 『ビックリしましたよ 須藤さん どうかしましたか?』
須藤 『お前さ 昨日の件覚えてる? 金を振り込めって件? 何度も言わせんな!!』
男 『お、覚えてますよ 今、振り込もうと思ったとこです 苦笑』
須藤 『フーン そうか 電話に出る余裕はあるのにか?!!』
男 『すみません、ほんと今から振り込みますから』
すると、急いでパソコンの前に座り、振り込み操作を行った
男 『今、振り込みました!!』
須藤 『分かってるよ 早く振り込むのが筋ってもんだろが!! あぁコラぁ!!』
男 『すみません ごめんなさい 許してください』
男はパソコンの前で、泣いていた しかし、その背中は嘘だった
『バサァァ はぁ はぁ』
僕 『夢かぁ』
今までの光景は夢だった ・・・
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