第3章 「トラウマ『柳木颯斗』との出会い」の巻

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035a5c8e-cae5-4a4f-be1b-646698b6fdd2 「先輩…何ニヤけてんですか?それに…今日からNE-YOなんか聴きはじめてるし…」 アタシはさっとスマホを隠し…「別にニヤけてなんかないよ…」 「聞きましたよ。真由先輩に…」 「何を?」 と済まし顔で冷静を装っていると… 「夕べ…やっちゃったらしいじゃないですか?もしかして夕べもバックでしてもらってたり…ですか?」 「アンタねっ…何言ってんのよ!」と真由を睨むと真由は 「まあまあ…そんなリキまないで!ねっ!」 「いいなあ…あんなイケメンと…。アタシもあんなイケメンに抱かれたいなあ。」 ーーだからやってないってば!アタシはまだ処女なんだ! と心の中で反論はしても…それ以上…言うと墓穴を掘ってしまいそうで反論するのをやめた。 と…周りのみんなに祝福?…じゃなく…羨ましがられ… その日は奴らの飲みの誘いも断り、真っすぐ家に帰るようにした。 ボロが出ないうちに…。
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