第1章 突然の幕開け

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第1章 突然の幕開け

1 イントロダクション  あの時、煙草が切れていなければ。  あの時、雨足が強くならなければ。 「たられば」なんて考えるほど何かに執着したことなど無かったこの俺が。  こんな気持ちにならずに済んだ。  こんなに無様にならずに済んだ。  あの時、出会っていなければ。 「愛」なんて、知らずに済んだのに。
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