SECHS1短編ーハロウィンは大変だー。

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「オリビア、見て~!お菓子こんなに貰っちゃったあ」 「そうか」 「良かったですね」 「私も、貰っちゃったわ」 オリビアとテオルが居るベンチに、紅、レディアと戻って来た。 「あとの2人はどうした?」 「もうすぐ……あっ、戻ってきたわ」 涼と、レッチェの姿が見えた。 「凄い、こんなお菓子だらけになったの初めてくらいじゃね」 「楽しかったね!」 オリビアは、みんなの顔をみて、 「帰るか…」 「わ~い!」 また紅は駆け出した。その後を追って、涼も続いた。 「ハーゲン町長」 「いやいや。今宵はいい日になりましたな。街のみなも喜んでおります」 「町長、お力添え、感謝します」 オリビアの言葉に、レディアも、お辞儀をした。 「また来年が楽しみですな」 「来年……」 「来年かー。来年は何作ろっかな」 「気が早いですわ。町長」 レッチェもね。 レディアはくすっと笑った。 「その時は……」 「その時は?」 「またいい日になりますよ」 オリビアは笑った。 町長も。 ハロウィンの夜はこうして耽けていった。 「ハロウィンは大変だ」 Fin image=511921795.jpg
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