0人が本棚に入れています
本棚に追加
カク達に現状を報告した後に、二人で行動をし始めた。探索すると、色々な物資が散らばっていた。
銃弾や缶詰め、ガソリン他にも色々あった。二人で相談して、軽い物をリュックに詰めて、重い物はいくつかあった箱に詰め込んだ。
「これで良し」
「二人を呼びますね」
「お願い」
頷いて返して、インカムで二人に話し掛けた。どうやらあちらは、収穫が無かったようで、すぐに向かうとの事だった。
それをヒスイさんにも話して、二人の到着を待った。
「アイちゃん」
「はい。何でしょう?」
「アイちゃんって、世界がこうなるまで何してた人?」
昔の話を聞いた事が無い、とヒスイさんは言って聞いて来る。
「あ、俺はね、ゲーム実況とかしてたよ。サバゲーとかさ」
先に私が話すのは悪いと思ったのか、ヒスイさんが先に話してくれた。
色々な知識も持っているのは、年の功だけでは無かったようだ。話を聞いていると、あの兄弟も色々詳しいのも頷けた。
「私は、兄と一緒に病院で働いてましたよ。サバゲーは私もやってましたよ」
「あ、だから医療関係の知識が沢山あったんだね。銃にも詳しいのはそのせいかぁ」
うんうん、と彼は頷き、納得した様子だった。
「本物の銃を扱うなんて、思ってもみませんでしたけどね」
手に持った長物を見詰めながら言った。
最初のコメントを投稿しよう!