第四章 近づく〈塔〉

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「だから東城はダメだっ」  まあまあ、となだめながら、二人で披露宴会場へ向かう。右手は浅田の腕に絡め、左手には、玲子からのブーケを持って。  空では太陽が、明るくあたたかい光を放っていた。  
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